茶道

隔月刊CONFORT 2008年02月号 数寄の現在

CONFORT (コンフォルト) 2008年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 建築資料研究社発売日: 2008/01/04メディア: 雑誌 クリック: 40回この商品を含むブログ (5件) を見る CONFORTはプロ向けのインテリア・デザイン・建築誌。茶室の様式である数奇屋建築について…

茶道具の世界 高麗茶碗

高麗茶碗 (茶道具の世界)作者: 小田栄一出版社/メーカー: 淡交社発売日: 1999/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る 朝鮮渡来の高麗茶碗に関する一冊。 解説ページに各茶碗別の採点表が載っているのにはたまげた…

南方録

南方録作者: 久松真一出版社/メーカー: 淡交社発売日: 1975/05/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 茶道の聖典である南方録(なんぼうろく)にいよいよ手を出してみた。利休の言行をその弟子が記録したという体裁の秘伝書で…

Pen (ペン) 2008年 2/15号 特集 茶の湯デザイン2

Pen (ペン) 2008年 2/15号 [雑誌]出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2008/02/01メディア: 雑誌 クリック: 13回この商品を含むブログ (9件) を見る 雑誌Penの今号では、茶の湯デザイン2と題して茶室建築を特集。真行草をキーワードに、書院…

お茶にごす。

お茶にごす。 1 (少年サンデーコミックス)作者: 西森博之出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/10メディア: コミック購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (85件) を見る 悪魔とまで呼ばれる不良が、まっとうな生活に憧れて茶道部に通う。そのギ…

茶道具の世界 諸道具

諸道具 (茶道具の世界)作者: 小田栄一出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2000/11/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る かつて大名物として権威だった茶壷も、いまや「諸道具」編の一項目という扱いに。茶葉の準備が茶人の手か…

茶の湯の科学入門

茶の湯の科学入門作者: 堀内国彦出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2002/09/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 表千家の一派である堀内流の長生庵主にして京大研究員の筆者による、茶の湯の科学的な解説本。 特に釜と湯の扱…

棗―替茶器 (茶道具の世界)

棗―替茶器 (茶道具の世界)作者: 池田巌出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2000/03/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 茶道具に初めて興味を持った頃、薄茶を飲むためにはまず抹茶の入れ物だと茶器を買おうとしたのだが、お店…

芸術新潮 2008年3月号 大特集 樂吉佐衛門が語りつくす・茶碗・茶室・茶の湯とはなにか

芸術新潮 2008年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/02/25メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (9件) を見る 芸術新潮が茶道特集だったので買ってみた。 内容としては、珠光から光悦まで初期茶道の解説と、当代樂吉…

茶の本 (岩波文庫)作者: 岡倉覚三,村岡博出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1961/06/05メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 37回この商品を含むブログ (68件) を見る

美術家の岡倉天心が1906年にニューヨークで出版したThe Book of Teaは、茶道を中心として日本の文化を西洋人に解説した本である。本書はその和訳版となる。 内容は平易ではない。論理的な解説というよりも詩的な表現がなされており、気持ちは伝わってくるが…

男子の茶の湯ことはじめ―サラリーマンが茶人になりました

男子の茶の湯ことはじめ―サラリーマンが茶人になりました作者: 堀内議司男出版社/メーカー: 原書房発売日: 2004/07/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る サラリーマンだった筆者が遠州流茶道に入門し、宗匠の下で修行して遂…

<お茶>はなぜ女のものになったか

“お茶”はなぜ女のものになったか―茶道から見る戦後の家族作者: 加藤恵津子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (9件) を見る かつては男性文化だった茶道がいまや女性主体となってい…

茶道具の世界 懐石道具・菓子器

懐石道具―菓子器 (茶道具の世界)作者: 小田栄一出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2001/02/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 茶道具の懐石道具と菓子器を紹介した本。大茶人による茶会の懐石料理についても述べられている。…

本朝茶人伝

本朝茶人伝 (中公文庫)作者: 桑田忠親出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/09/25メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 千利休や古田織部関係の本はそれなりに読んだので、それ以外、特に近代の茶人も広く知ろうと読んでみ…

茶道具の世界 釜

釜―炭道具 (茶道具の世界)作者: 長野裕出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2000/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る 釜の魅力に、目から鱗の落ちる一冊。 一般にイメージされる釜は単に丸く潰れた古臭い形状かと思…

静嘉堂文庫美術館 茶碗の美 −国宝・曜変天目と名物茶碗−

美術館付近までは閑散としていたのだが、入ってみると見学者の多さに驚いた。まだ開催二日目だからだろうか。 展示品は、唐物、高麗、和物の茶碗をたっぷりと並べてある。これが元は個人コレクションであり、一部に過ぎないとはとてつもない話だ。 楽焼は初…

花入(茶道具の世界)

花入 (茶道具の世界)作者: 矢部良明出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2000/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る きれいなお花には興味がないので花入の本を買うのも後回しにしていたんだけど、読んでみるとこれが…

茶道の哲学 (講談社学術文庫)作者: 久松真一,藤吉慈海出版社/メーカー: 講談社発売日: 1987/12/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (8件) を見る

読了。 茶の湯における宗教的、哲学的面、即ち茶道について、その根本を考察した本。 作者によると、禅問答では、仏法の根本とは如何にとの問いに、行住坐臥著衣喫飯(日常生活の活動)だと答える。日常生活の外に仏法があるのではなく、日常そのものが仏法…

茶と美

茶と美 (講談社学術文庫)作者: 柳宗悦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/10/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (20件) を見る 魯山人と同時代の人である柳宗悦が、徹底して長次郎(楽焼)を否定し、芸術家よりも職人を称揚す…

魯山人陶説

魯山人陶説 (中公文庫)作者: 北大路魯山人,平野雅章出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/05/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (10件) を見る 天下の北大路魯山人が、いかに長次郎より後の陶芸は駄目で、中国や高麗の陶芸…

美味しんぼの元ネタ

美味しんぼのもはや主役である海原雄山。そのモデルは露骨に北大路魯山人である。 魯山人が主催していた食堂は「美食倶楽部」。 海原雄山が鴨の料理をわさび醤油で食べてみせるのは、魯山人がフランスで実際にやったこと。 海原雄山が美食家にして陶芸家なの…

五島美術館 茶道具取合せ展

茶室の床の間を原寸模型としてしつらえ、茶会記を参考に道具の取合せを再現、という趣向の茶道具展覧会。 ミニチュア的にこじんまりとまとまった展示を想像して出かけたが、もっと幅広く、茶道具の収蔵品を一堂に会した展示だった。前々回に展示した井戸茶碗…

宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージカヅラカタブラ#3「彩苑ゆき」〜古都で学ぶスタイリッシュマナー〜

宝塚歌劇の彩苑ゆきが、京都で小笠原流礼法の宗家から礼法を学ぶ番組。だと思ったのだが、どう見ても任天堂全面協力の時雨殿で百人一首ゲームを遊ぶシーンが長かった。 礼法によると、煎茶を飲むときも一応茶碗を回してみせるそうだ。正面のはっきりした抹茶…

NHK趣味悠々|茶の湯 武者小路千家 千 宗守 千 宗屋  初釜を楽しむ

NHKの「趣味悠々」で、武者小路千家の初釜に関する番組をやっている。年末から初釜の詳細までを見せてくれるそうだ。 第一回目は、内々で大福茶を飲むところまで。本だと掴みきれない所作や、利休が祭られた茶室の様子を映像で見せてもらえるのはありがたい…

陶磁大系 高麗茶碗

陶磁大系〈32〉高麗茶碗 (1972年)出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1972メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る 室町時代に日本の茶道界で大ブームを巻き起こした高麗茶碗。無名の陶工たちによる飾り気のない作りは、当時勃興してきた侘び茶において珍…

マ・クベの壷は北宋か?

機動戦士ガンダムの登場人物であるマ・クベ大佐は、骨董マニアである。コレクションを部下に「良い物なのですか?」と聞かれれば「北宋だな」と嫌味に答え、辞世の言葉は「あの壷をキシリア様に届けてくれよ。あれはいいものだ!!」と最後までこだわってい…

陶磁大系 志野・黄瀬戸・瀬戸黒

陶磁大系〈11〉志野・黄瀬戸・瀬戸黒 (1972年)出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1972メディア: ? クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 和製茶陶の元祖である志野・黄瀬戸・瀬戸黒の図版と、発掘調査によって得られた知見に関する本。 これらが一…

asahi.com:裏千家で初釜式 京都・上京の今日庵 - 暮らし

招かれる今時の財界人たちにお茶の嗜みがあるとは、さすが京都。七日間で三千人招待だから、毎日数百人以上が茶会に参加するわけだ。一人で全部を受け持つのではないのだろうけど、宗匠はタフでなければやっていけない。

開館30周年記念展 II 工芸の力―21世紀の展望

東京国立近代美術館・工芸館にて開催中の、「開館30周年記念展 II 工芸の力―21世紀の展望」を見てきた。陶芸の昔ばかり見るんじゃなくて、今も見た方が理解も深まるだろうなどと考えてみた。 まず、この工芸館は建物自体が工芸作品であった。重要文化財の旧…

陶磁大系 仁清

陶磁大系〈23〉仁清 (1974年)出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1974メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 読了。 色絵陶器を大成した野々村仁清(ののむらにんせい)の解説書。 江戸時代初期、侘びさびを重視した渋い茶陶が主流の中で…